「名古屋市内・占い」で検索して上位にヒットした「千里眼」という所で鑑定を受けました。
鑑定を受けたいと思ったのは33歳までずっと銀行で働いていたのでもっと別のことがしたいと思い転職しようと会社を辞めたのですが上手くいかなくて私にはどんな仕事が合っているのか、この転職は上手くいくのかという思いで鑑定を受けました。
ネットをたよりに鑑定所へ行ってみるとビックリしました。私の思い描いていた鑑定所とかけ離れていたからです。
私の思う占い鑑定所は、暗くて個室的なところに魔法使いのような格好をした占い師が座っていて雰囲気もあって、というのを想像していましたが私が目にしたのは、とても狭い簡易会議室のような所に何人かの占い師がいて衝立で仕切られていて、他のお客様とも会ってしましますし、相談内容もまる聞こえです。
そして極め付けが占い師の格好が風呂上がりのすっぴんおばさんでした。本気で帰りたいと思ったのですが、鑑定はどんなものかと思い受けました。
1時間で3000円だったのですが、まず100均で買ってきたようなタイマーで60分をセットしてから「前金です」といって清算をしました。
この時点で清算の時間も入れるんかい!と思いましたが、さっそく相談を始めると基本的に名前を聞いて生年月日を聞かれました。
それから占い本を取り出しその本に書いてあることを読み始めました。
もうビックリです!内容も私がどこかで読んだ占い本に書いてあるようなことをつらつらと言われ、内心では(そんなん知っとるわ)と思いながら聞いていました。
それから「私はずっと銀行で働いていたのですが今回、他の仕事がしてみたくて転職をしようと思っているのですが中々うまく行かないのですが、私に合っている仕事ってなんでしょうか?」と相談してみると、また本を開いて「う~ん。銀行が向いていますね!」と言われました。この瞬間この占い師は占い師じゃないなと悟りました。
私が思うに占いに来る人はほとんどの人が人生に迷い自分では結論が出ない人がやってくると思うんですよ。誰か完全な他人に背中を押してもらいたい!
前向きになれるように助言してもらいたいと思っていると思うんです。
占いは不確かなものですし完全に当たるものではないけれど、それに頼りたいほど不安になっている人を少しでも救ってあげる話術が必要なのではないのか?と思ってしまうような体験でした。